こんにちは、臨床心理士・公認心理師のしあんです。
心理学の大学院に進もうと考える人たちにとって
✓独学でできるかな…
✓予備校通う方が良いのかな?
✓勉強の指針が欲しい など
こんな心配が一度は頭をよぎるのではないでしょうか?
筆者も院試仲間が欲しくて一瞬考えたことある
心理系大学院進学希望者は就活生より少ないので、独学では不安がつきもの。
ですが、予備校に入れば安心という訳ではありませんし、活用できなければお金をドブに捨てる羽目に…。
今回は心理系大学院受験に向けて独学で勉強できるのか、予備校を考えるポイントについて説明していきます。
予備校が自分に必要なのか、本記事を参考に考えてみましょう。
こんな人におすすめ!
・独学で勉強できるか不安な人
・予備校に行こうか悩んでいる人
・判断基準が欲しい人
・先人の経験談を聞きたい人
心理学を学べる予備校とは
臨床心理士や公認心理師になりたいという人が増え、臨床心理士指定大学院の需要は高まってきています。
心理系大学院受験に特化した予備校では主にこんなことを学べます。
・専門科目(心理学)
・英語(基礎~心理英語)
・心理統計
・論述対策
・面接対策
・研究計画書指導 など
大学院入試で必要な要素は基本的に勉強することができそうですね。
何すればいいか分からない人には有り難そう!
臨床心理士指定大学院対策コースのある予備校の有名どころはこんな感じ。
予備校名 | 金額目安 | 特徴 |
河合塾KALS | 30~50万程度 | コース選択肢が豊富 合格人数公開あり、多い |
日本編入学院 | 入学金55000円 1科目22000円~ | 少人数指導 社会人率の方が多め |
ファイブアカデミー | 一通りで20~80万程度 | 模擬試験が豊富 資格試験の対策も可 |
(内容によるとはいえ結構するのね…!)
予備校は増えてきましたが、校舎は東京、愛知、大阪などまだ少なめ。
ただ、最近ではオンラインや通信制もあるので利用はしやすいかと。
それぞれ簡単に紹介しておくと、河合塾KALSは指定大学院対策シリーズの参考書が有名で、内容も申し分なし!
本ブログで何度も登場していますがとにかく読みやすく、キーワードがまとまっています。
回し者レベルの紹介だけど本当におすすめだしみんな使ってる!
筆者も参考書でずっっっと悩みましたが、やはり他と違って読みやすいのが購入のきっかけでした。
ノートまとめする人には最適
また、日本編入学院は社会人受験生が多いためか、基礎の基礎から手厚く勉強できそうです。
ファイブアカデミーなら大学院入試後の臨床心理士・公認心理師の資格試験の対策も充実しています。
院試や試験が不安であれば、予備校利用の選択肢もあることをまずは知っておきましょう。
1つ知ると1つ安心するね
予備校を検討するための3ポイント
大学院入試の対策をしっかりできる予備校ですが、本当に利用が必要なのか検討するための3ポイントを紹介します。
①心理学を勉強できる環境かどうか
②英語への不安度
③情報共有できるライバルが必要か
受講料も検討ポイントですが、今回は独学か予備校利用かの点で比較します。
独学で事足りるなら予備校の必要ないね!
①心理学を勉強できる環境かどうか
学生でも社会人でも専門分野(心理学)の筆記は大学院入試でまず必須です。
そのため、心理学部・コースである程度心理学を学べる環境なのか、他学部や社会人など完全に独学スタートかは大きな問題と言えます。
専門分野といっても心理学は大きく基礎心理学と応用心理学(臨床心理学が多め?)に分けられます。
基礎心理学については出題が少ない傾向にありますが、社会、認知、発達など応用心理学では幅広く問われやすく、勉強が難しい分野です。
院によって出題量はばらつくので、基礎心理学がほぼ出ない院も
また、心理学系以外の学科専攻だと、基礎心理学の範囲が分からない場合もあります。
右も左もカオススタートはキツイ
①予備校利用の目安
・心理学部・学科に所属である程度勉強環境アリ
・志望大学院で基礎心理学の出題が少なめ
→独学もあり
・心理学関係ない学部・学科所属や社会人
→予備校検討もあり
②英語への不安度
英語は心理系大学院入試で必ずつきまとうので「無理!!」って人は予備校に頼るのもありです。
ただし、英語なら専門分野と違って今まで勉強してきた科目なので独学自体は可能だと思います。
大学受験用の文法や読解から始めてもOK
\筆者は論文動詞だけ見た/
とにかく英語に自信がない人は予備校を検討してみましょう。
個人的には心理英語ってテクニックよりも読解力(単語の暗記)だと思うので、各自で読み込めば予備校はいらないんじゃないかなと思っています。
心理英語の勉強についてはこちら!
②予備校利用の目安
・ある程度は英語できる・基礎はある
→独学でいけるかも
・英語自信なさすぎ
→予備校検討あり
③情報共有できるライバルが必要か
大学院進学者って多くはないので、場合によっては自分1人か若干名の仲間と受験することになります。
1人で何かに立ち向かうのはものすごく難しく意志もブレやすいため、一緒に頑張れる仲間づくりとして予備校を検討するのはありです!
独学仲間がいてもいいと思う
SNSで仲間を募ったり、心理学部所属だと励まし合ったり情報共有できる人はいると思うのでスルーでいいと思います。
社会人や周りに受験生がいなくて心細い場合は予備校検討してみてください。
共感できる仲間は大事。それだけでモチベーションになるよ
③予備校利用の目安
・1人でも心細くない
・周りに院試仲間がいる
→独学でもいけそう
・1人が心細い!!!
・情報交換できる人がいない
→予備校利用も選択肢
筆者の場合
筆者は予備校利用を一瞬考えたことはありますが、結局利用していません。
▼筆者のスペックと環境
・英語苦手(大学受験時のセンターで英語5割いくか)
・真面目にノートは取れる
・心理学の勉強は好きに思えて読書学習可能
・どこかに進学できると謎の自信あり
・心理学コースで少し院試仲間あり
・大学で仲間と勉強スペース確保できた
・友人は少ない
(最後書く必要ある?)
友人につられて予備校の説明会に行ったことはありますが、雰囲気はめっちゃ良く感じました!(このまま入ろうかと思えるくらいに)
自分のスペックと環境で独学でいこうと思えた判断要素はこんな感じ。
・入試科目への抵抗が少なく受験勉強を楽しめた
・頭は良くなかったけれど謎に自信はあった
・一緒に勉強してくれる友人がいて支えられた
・友人が少なくて周りの就活生に振り回されなかった
友人の少なさがメリットぉおお!
ある程度勉強を楽しめて、謎でもいいので自信をもてる人は独学で十分やっていけると思います。
あと、院試仲間が1人・2人でもいれば充分独学可能と思います。
孤独や不安に負けて勉強ドロップ…なんて人もチラホラいました。
独学でやっていく人は筆者の体験談も参考にどうぞ!
専門科目や英語以外にも院試に必要な要素はまだあります。
院試は完全に自主的な進路選択なので、自分で情報収集もしましょうね!
人任せは受験期を逃す(by知人の実話)
先人や周りのアドバイスはコスパ最強!
おわりに:予備校は勉強不安な人や仲間がいない人におすすめ!
臨床心理士指定大学院の対策を行う予備校は増えつつあります。
予備校利用の有無ですが、院試への対策は確かに充実しているので利用価値はあり。
ただし、利用には数万~数十万程かかるため、以下のポイントも参考にしてみてください。
▼予備校利用の判断ポイント
✓心理学部以外所属や社会人、受験校が決まっていない場合
✓英語にとにかく自信がない場合
✓周りに受験仲間が少ない又はいない場合
予備校の説明会もあるので気軽に参加してみたり、ネットで口コミを見て判断でもありです。
受験勉強を続けるためのモチベーションとして利用してみてもいいと思います。
独学でも頑張れば合格できるからね!ファイト!
コメント