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心理学の卒論・修論・研究計画書のテーマ決め【入門】

心理系大学院
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こんにちは、臨床心理士・公認心理師のしあんです。

心理学専攻の学生や心理系大学院への進学を考えている人にとって、

卒論、修論、研究計画書などの研究はほぼ必須です。

ですが、研究テーマってなかなか決まらず困る人が多いです。

しあん
しあん

自分も決められなかった!

今回は失敗しないテーマの決め方を紹介していきます。

こんな人におすすめ!
・卒論・修論・研究計画書のテーマが決まらない人
・研究テーマの決め方に不安がある人
・研究計画書のテーマに自信がない人

テーマ決めの前に

テーマ

卒論、修論、研究計画書で完璧な論文を書こうとせず、力んでいる人は落ち着きましょう。

・卒論は初めての論文だから…
・研究計画書は院試にも関わるから…
・修論は学部生とは違うから…

意気込みは確かに大切ですが、完璧を求めすぎるとテーマ決めは難航しがちです。

卒論で心理学界を揺るがす論文はまず書けません。

研究計画書や修論は、後述しますが2年で完成させられる程度のテーマが求められます。

壮大なテーマやトリッキーなテーマを選ぶ必要はありません。

完璧よりも丁寧な論文を書く意気込みの方が望ましいですよ。

しあん
しあん

出鼻くじくようでアレだけど評価されるのは丁寧な論文だよ

また、卒論、修論、研究計画書は調査・研究論文が基本で、事例研究は原則認められないことが多いです。

しあん
しあん

実験とか調査で何かを明らかにするのが基本で、カウンセリングなどこんなことがありましたーって研究はNG

男女差などAとBの違いをみるような統計処理が必要になります。

統計はPCソフトでやれるとはいえ、数字を扱う覚悟は多少もっておきましょう。

闇しあん
闇しあん

数学嫌いで文系選んでも心理学は数字から逃げられんよ(ゲス顔)

しあん
しあん

う、うわああああっ

易しめな統計本はこちら。

大きめサイズでボリュームも十分。

他の心理学統計本よりもずっと細かく書かれているので

根気よく読めれば心理統計の基礎はばっちりになれます!

謎の数字の羅列に拒絶反応示す方は見てみてください。

統計ソフトの使い方のおすすめはこちら。

SPSSは心理統計で使われやすく簡単なソフトです。

t検定や因子分析の手順が画像付きで書かれているため

これ1冊見ながらで基本的な統計処理ができます!

最近はRというフリーソフトの使用も増えています。

この本読みながらRのインストール方法から使い方まで

真似することができます!!

統計の詳細よりもRの使い方を重視しているため

ソフトの使い方を知るならおすすめ。

研究テーマの決め方

それでは、研究テーマの決め方を紹介します。

原則として心理学に関連するだろうテーマ選びが望ましいです。

闇しあん
闇しあん

ざっくり言うと「人」に関連するテーマ

対人関係や不安に焦点をあてたり、〇〇心理学に関連したテーマを選ぶことが多いです。

心理学の領域は主に医療、教育、産業、司法、福祉の5つあります。

たとえば教育関連としていじめや不登校に焦点をあてるなど、領域を参考に決めるのもありです。

既にやりたいことが決まっている人はゼミの教授に相談に行きましょう。

しあん
しあん

まっ、決まってなくても相談行ってもOKだよ

テーマ決めの際にいくつかキーワードをあげますが、盛り込みすぎないように注意してくださいね!

①興味・関心のあるキーワードを2、3個見つける【主に卒論】

鍵

キーワードを決める際に一番おすすめなのは、

自分は何故心理学専攻に進んだのか、

何故心理士になりたいと思うのかなど、

心理学に対する自分の動機を振り返ってみることです。

特に「自分が心理学専攻に進んだ理由」は振り返る価値ありです。

・人の気持ちに興味があったから
・過去に自分が傷ついた経験があるから
・身近に思い悩んでいる人が多くて力になりたかったから など

心理学に興味を持った時点で、卒論テーマのきっかけはあります。

ちなみにしあんが心理学に興味をもったのは、

「人の気持ちが分からなくて知りたかった」

「病んでいる自分をどうにかできると思ったから」でした。

これらの動機をもう少し掘り下げてみましょう。

しあん
しあん

「どうしてそう思ったんだろう」ってね

・楽観的な人ってどんな性格特徴があるのか気になっていたから
・不登校歴があり、人が怖い気持ちを克服したいから
・不安が強い人とそうでない人の違いがあるなら知って、不安対処を知りたいから など
掘り下げてみると自然とキーワードが浮かび上がってきます。

「楽観」、「ポジティブ」、「性格特徴」
「不登校」、「対人恐怖」
「不安」、「対処」、「相違」 など。

卒論であれば正直このままテーマにしても問題ないと思います。
「楽観主義者の性格特徴に関する研究ー就職率に着目してー」
「不登校経験の有無と対人恐怖について」
「高不安群と低不安群の認知の違いと不安対処に関する研究」 など

あとはゼミの教授と煮詰めるだけでも研究テーマは暫定できます!

しあん
しあん

対象を大学生に絞るとか微調整ね

自分の動機を振り返って決めたテーマは

自分の根幹に関わる内容なため、

長時間取り組むモチベーションにもなります。

ちなみに、しあんの動機は「いじめられたこと」が大きく影響していると感じていました。

「いじめ」をテーマにして取り組むことで、いじめられた経験と向き合い1つ乗り越えられたような気がしましたね。

自分の中のしこりと向き合い、克服する機会と思うと、研究のやりがいもあります。

しあん
しあん

ただし主観が強くなりすぎないようこころはクールに!

②気になるキーワードの先行研究を読む【研究計画書・修論向け】

古びた本

卒論テーマをもう少し煮詰めたい人や、

研究計画書・修論に取り組む人は②にも進みましょう。

たとえば「不安」がテーマなら、先行研究を読んで類似キーワードを見つける。

先行研究とは、過去にいろいろな人が書いた研究のことです。

・所属大学の過去の卒論・修論
cinii
google scholar

これらで過去の論文をチェックしてみましょう!

特にciniiとgoogle scholarはネット検索できるので、

「心理学 不安」など検索すれば関連論文をすぐに見つけられます。

気になる論文から関連しそうなキーワードをピックアップしてみると、研究テーマを決めるバリエーションが広がります。

③キーワードから自分が再度関心あるものを組み合わせてみる

キーワード

最初は「不安」、「対処」だけだったのが、

「大学生」、「予期不安」、「パニック」など

キーワードの幅が広がります。

ですが、すべてのキーワードを盛り込むのはやりすぎなので

1つか2つの目的に絞り込めるようにキーワードを組み合わせてみましょう。

しあん
しあん

「不安」だと定義づけでざっくりしすぎかも?

闇しあん
闇しあん

じゃあ「予期不安」に限定してみよう

しあん
しあん

「大学生が感じる予期不安とその対処について」にしてみるか

こんな具合に、定義づけがしやすい概念を選ぶのも手です。

どうしてもテーマが決まらない!①気になる先行研究の模倣

いくつかキーワードは思いついてもどうしてもテーマが決まらない人は

気になる先行研究の内容を少し変えてみる奥の手があります。

しあん
しあん

小学生対象の研究を大学生に変えるとか

この奥の手を使うとテーマが決まりやすい他、

調査方法や統計手法も真似できるメリットがあります。

ですがあまりに似た研究はパクリになってしまうため、

変更点はきちんと考えましょう(やるなら卒論の奥の手で)。

どうしてもテーマが決まらない!②気になる先行研究の今後の課題をテーマ化

ほとんどの先行研究の『考察』には、

その研究の問題点や今後の課題・改善点が示されています。

その課題・改善点をそのまま研究テーマに持ち込む奥の手もあります。

闇しあん
闇しあん

これならパクリじゃない!

ただし先行研究を参考にする論文を書く場合、

しっかり他の論文も読み

『問題と目的』を充実させて

新たな視点を盛り込めるようにしましょう。

研究計画書の場合!指導教官が指導可能なテーマか

大学院入試を考えている人は研究計画書を書く必要があります。

大学院選びのポイントにもなりますが、

教授の専門に関連するテーマかを確認しましょう。

いくら素敵な研究計画を立てても教授とマッチしなければNGです。

どうしても行きたい院があればある程度教授の専門に寄せる必要がありますし、

自分のテーマに合う教授・院探しをすれば解決します。

闇しあん
闇しあん

後者のがメジャーな選び方だよ

しあん
しあん

教授と専門一致させる必要はなくて、あくまで関連でOK

研究計画書+修論の場合!2年で実現可能か

テーマ決めというよりテーマの調整の話になりますが、実現可能な計画・論文なのかもポイントです。

・不登校歴のある人300名対象は集められるのか
・現在小学生の子を高校生まで成長する過程を見れるのか など

研究計画書の場合は現実的なテーマ選定ができているかもチェックされるので、受験校も合わせて決めましょう。

しあん
しあん

もっと研究したい人はこれからいくらでもできる

まとめ:研究テーマは己の背景にあり!

黒板文字の物語

みなさんが心理学に興味をもった動機そのもの

卒論や修論、研究計画書のテーマに結びつきます。

しあん
しあん

もちろん他でもいい!

研究テーマは卒論→研究計画書+修論と延長線上にくることが多いです。

研究テーマを決める過程はこう。

・自分の心理学への興味を振り返る+掘り下げる
・心理学関連のテーマを選ぶ
・先行研究を調べてキーワードを出す
・出そろったキーワードを組み合わせる

どうしてもテーマを決められない人への奥の手はこう!

・気になる先行研究の模倣
・気になる先行研究の今後の課題をテーマ化

論文にオリジナリティは必要ですが、

力を抜いて丁寧な論文作りの方を心がけましょう。

他にも研究テーマを決める参考資料はこちら。

タイトルの通りです。

研究法寄りで論文の書き方やテーマ決めの参考になります。

文庫本サイズなので通学時間でも読みやすいですよ。

論文執筆に役立ち手元にあると安心な参考資料はこちら。

どちらも章立てが細かく丁寧に書かれていて分かりやすい!

1冊目の方がより初心者向きかも?

2冊目は質問紙などの扱いもしっかり書かれていて

かゆいところに手が届く内容です。

あとがきになりましたが、卒論なら大学3年生の1月、

研究計画書なら大学4年生の5・6月(理想)くらいには決めときましょう。

しあん
しあん

健闘を祈るッ!

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