こんにちは、臨床心理士・公認心理師のしあんです。
今回は、心理学に興味を持ち始めた人や、心理士を目指そうと思うけど何をすればいいの?という方々に向けて、大学在学中のおすすめな勉強の流れを説明します。

進学モデルの1つとして参考にどうぞ

進学希望者が周りにいなければこれ見て安心してね
・臨床心理士や公認心理師になってみたい人
・心理系大学院への進学を考えている人
・大学在学中にどんな勉強をすればいいか分からない人
・心理学の勉強におすすめな参考書を知りたい人
どうやって勉強していけばいいの?
このテーマの結論は、“自分の勉強の軸を決めること”です。
人によってどんな勉強法が合うかは異なるからですね。
「この本1冊を覚えこむ!」、「片っ端からまとめを作る!」など、自分のやることを決めることが支えになると思います。
以下に勉強法のヒントを紹介するので、自分で「これならできそう」と思える何かから始めてみてください。
講義を履修してきちんと受けよう
そもそも心理学は今までの学校生活で習ってきていない分野なので、今教えてくれる教授から教わるのが一番ラクな導入だと思います。
心理学部・学科に興味があったり在籍している方は、そのまま履修して受講してください。
その他の学部・学科の方は、一般教養の心理学などを履修して受講してください。
講義で使う参考書をまずは読み込むことから始めてみましょう。

興味が持てたらその後に独学でもオッケー!
自分が気になる本を1冊読んでみよう
「心理学に興味持っただけで、進学はまだ考えてないよ!」って方は、とりあえずここまでは進んでみましょう。
大学で講義を受けてみると、基礎心理学、産業心理学、生理心理学、認知心理学、発達心理学、臨床心理学など、心理学にもいろいろな分野があって、より興味のもてる領域がでてきます。

しあんは生理心理学と臨床心理学に興味もったよ
自分が気になることなら、調べたり読書するのってそんなにハードル高くないと思うんです。
勉強と思うと身構える方が多いと思うので、まずは自分が気になる領域だけでも流し読みして、心理学の用語をたくさん見聞きしてみてください。

勉強した気になれるやつ~

苦手意識を持たないことが大事!
しあんは、大学2年の終わりくらいにこちらを、気分が乗ったときのみ読んでいました。
勉強得意でない方は、やれたときだけでも自分を褒めたり、やった気になりましょう(大事)。
『心理学検定』はやるほうがいい?
ぶっちゃけ『心理学検定』の等級自体は持っていても活かされることはないと思います。
「就職に有利かな?」と検定としての効力を期待する方にはおすすめしませんが、心理学の知識の力試しや復習として受検する方にはとてもおすすめです!
ちなみに、検定内容は心理学を浅く、広く勉強するようなイメージです。

もし活用するのであれば、大学1~3年生時に力試しがおすすめ。
しあんは大学3年生時に受検したよ
大学院に進学する人って多いわけではないですし、高校時のような模試もあまりないです。
『心理学検定』の結果を参考に進学を決めるのもありだと思います。
知識の身につき具合の客観視にはおすすめです。
いつから勉強し始めればいいの?
大学院の院試対策はいつから始めればいいのか悩みがちですが、大体は受験日から1年ほど前からで十分と思われます。
院試は早くて夏~秋で大学院ごとに受験日に差があります。

大学3年の秋~正月頃からが一般的かも?
勉強のスタートに正解はないため、神経質にならなくていいですよ。
気になっている今からやってみよう

そんなまじめなこと言われても…
・本屋で気になる本や専門書を買ってきて読む
・ネットで検索してみる
進学を考えている方は何でもいいので、ぜひ気になった今チャレンジしてみてください。
やる気ってコントロールしづらいので、後から取り組むよりも意欲のあるうちに取り組む方がおすすめです。
しあんの場合:大学2~3年でやる気がある時にざっくり、大学4年の5月頃から本腰
しあんの場合は、大学2年生の後期頃から流し読み程度の勉強を始めました。
といっても、数日読んだら止めちゃうくらいのモチベーションでしたね。
大学3年生の頃は、「そろそろ勉強した方がいいんだろうけど、どうすればいいか分からないなぁ…」って思いながら特に勉強はしなかったですね。

やる気のある方は大学3年生くらいからをおすすめ!
大学3・4年時は周りが就活をし始めるので「自分も進学に向けて行動しないと…」と焦り始めます。
そこで、参考書を探しに本屋巡りが始まりましたが、これは失敗だった。おすすめでない。

本多すぎてどれがいいのか分からんし、本屋行っただけで頑張ってる錯覚に陥った
本屋巡りで時間を潰し、気づけば大学4年の5月頃で、周りは勉強し始めていました。

そ、そこからのスタートでもなんとかなる!
参考書ですが、「周りと同じものにする」、「SNSでおすすめらしい」など決め手は何でもいいです。
指定大学院対策系の参考書が出てますので、素直にそれ買っても。
個人的なおすすめはこれ。
文字がそこそこ大きく、イラストも多めで見やすいです。
内容も最低限必要そうな中核は書かれています。
活用法ですが、赤シート使って読書したり、1ページずつノート作りしました。
知識のインプットは反復勉強がおすすめですね。
アウトプットなら、1つの単語に対して何も見ずに自分で説明を書いていくことがおすすめです。
そこそこ書き出せるようになってきたら、受験予定の大学院の過去問をやってみるといいです。

やるときは絶対時間計ってね!!!!!!!

計測せず過去問やった知り合いは、試験当日見事に時間配分ミスりました…
過去問は参考書に一部抜粋があったり、受験予定の大学まで行くと見させてもらえることが多いです。
オープンキャンパス的な感覚で行ってみてください。
おわりに:今から1冊読破しよう!
講義以外の個人的な勉強の流れとしてはこんな感じでした。
大学2年の後期~臨床心理学の本1冊を気ままに流し読み
大学3年生時…心理学検定の勉強と受検(用語集使ってノート作り)
大学4年の5月~参考書使ってノート作り
大学4年の7月頃~大学院の過去問も並行
自分の場合は受験が9・10月頃にあったのでなんとか間に合いましたが、他にも準備することはあるのでもう少し余裕を持つことをおすすめします。

こんな感じなフローでもなんとかなった…!
就活生とはどうしても異なる動きになるため、受験組は不安になりやすいと思います。
友人からは就活の話はあまり聞かない方が落ち着いていられると思います。
・ノート作りをする
・過去問を解くなど
自分でやることを決めて日々過ごすことが大事な過ごし方です。
「進学するんだ」と軸を持つことが心理士への第一歩かなと思います。

根拠もなく進学できると思い込んでたけど、思い込み、大事
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