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【発達心理学】ピアジェの認知発達理論|試験頻出用語をかみ砕いて説明してみた 

認知発達理論 勉強ノート
この記事は約9分で読めます。

こんにちは、臨床心理士・公認心理師のしあんです。

心理職や教育・保育系の人にとって子どもの発達の勉強って必須ですが、難しい理論が多いですね。

・発達理論が多くて、内容がごちゃ混ぜになる
・専門用語の意味が分からない
・子どもの成長過程の普通が分からない など

そこで、心理の知識も子どもの発達も分からない人に向けて、かみ砕いて説明していきます。

今回紹介するピアジェの認知発達理論は心理系の公務員や教師、保育士試験などでも頻出なので、きちんと理解していきましょう!

もちろん子どもの発達の話なので、小さい子のいるパパママも知っておくと子どもの異変に早く気付いたり、子育ての不安を減らせる可能性もあります。

闇しあん
闇しあん

発達系は覚えること多すぎて分からんくて、筆者は発達心理学嫌いになった

しあん
しあん

最近発達障害とか、子どもの精神疾患って重要視されてるし勉強は必須

こんな人におすすめ!
・ピアジェの認知発達理論を詳しく知りたい人
・専門用語の意味を1つずつ調べるのが面倒くさい人
・心理系、教育・保育系を勉強中の人
・子どもの発達知識をもちたい人
※心理系大学院受験生は必須科目!

ピアジェの認知発達理論

サングラスをかけた女の子

ピアジェの認知発達理論とは、子どもの世界の捉え方や認知、思考の仕方について4段階で説明した理論のことです。

しあん
しあん

個人差はあるけどこんな過程を辿って認知面が発達するよって理論

J. ピアジェはスイスの発達心理学者で、彼自身3人の子どもがいて、子への関心の高さも理論発展に影響しているとか

ちなみにフロイトの心理性的発達理論エリクソンのライフサイクル理論も有名な理論なので混ざらないように気をつけましょう。

しあん
しあん

※心理系大学院受験生は各理論の用語を必ず覚えよう!

闇しあん
闇しあん

「進〇ゼミでやった問題だ!」ばりに頻出ゥ!

ピアジェの発達理論を知るには、「シェマ」と発達の4段階を抑える必要があります。

▼ピアジェの認知発達理論の4段階
①感覚運動期(0~2歳頃)
②前操作期(2~6歳頃)
③具体的操作期(6~12歳頃)
④形式的操作期(12歳以降)

闇しあん
闇しあん

分からんとこにクリックで飛ぶのだ

シェマ

シェマとはピアジェ理論で使われる専門用語で、経験をもとに形成された知識や行動の枠組みを指し(≒スキーマ的な)、同化調整により質が高まっていきます。

闇しあん
闇しあん

分かるように説明キボンヌ

たとえば、生まれて間もない乳児にとって、この世にあるもので何が食べられて何が食べられないかは分かりません。

そこで、①与えられた離乳食を口に入れてみます。

同化

感覚や運動を通じて身の回りの世界の性質を自分の中に取り入れる『同化』作業のおかげで、食べられるものを知ります。

しあん
しあん

経験によってシェマ(仮)ができたよ

次に、②おもちゃや固形食を口に入れてみます。

調節

身の回りの世界に合わせてシェマを変化させる『調節』作業のおかげで、「おもちゃは食べられないから口にするのやめよう」「固形食は食べられる。固いのはしっかり噛もう」などものによって対応を変えられるようになります。

経験のおかげで適切な知識や行動パターンを得られる、これがシェマの考え方です。

しあん
しあん

ピアジェ「生後この世を知るための作業をシェマと名付けよう」

乳児は、同化と調整を繰り返してどんどん世界を知っていきます(循環反応)。

シェマの作り方=同化+調節(循環反応)

①感覚運動期(0~2歳頃)

赤ちゃんが掴む指

感覚運動期(sensory-motor period)は乳児の時期で、知識や行動の枠組み『シェマ』を作っていきます。

しあん
しあん

五感で感じたり運動したりで世界を知る時期

▼感覚運動期のキーワード
・循環反応
・対象の永続性

第1次循環反応(1~4ヶ月頃)

生まれて間もなくは、まず環境に適応するために反射的な行動を繰り返します(第1次循環反応)。

・指しゃぶり
・足の指を開く
・まばたき、目をぎゅっと閉じる
・発声もどき など

しあん
しあん

生後間もなくは自分の身体関連の動きが多し

第2次循環反応(4~12ヶ月頃)

生誕から必死に生きてみたら「どうやらこの世にはいろんなものがあるらしいぞ?」と身の回りに関心を持ち始めて動きます(第2次循環反応≒同化)。

・見たものを掴んでみる
・ものを口に入れてみる
・あれこれ散らかしてみる
・言葉が少しずつ出てくる など

闇しあん
闇しあん

悪い子してるんじゃなくて世界を知ろうとしてるんよ

対象の永続性(18ヶ月頃~)

対象の永続性とは物がその場に存在し続けることを理解できるという概念で、かなり重要な要素です。

対象の永続性

・おもちゃに布をかぶせても、おもちゃは消えておらずあり続けると分かる
・「いないいないばぁ」してもお母さんの顔が消えずにあると分かる など

まだ幼い時期だと、おもちゃを隠されたらなくなったと思うので興味もすぐ消えます。

しあん
しあん

隠しても騙されなくなったら成長した証拠だね

②前操作期(2~6歳頃)

クレヨンでお絵かき

前操作期(preoperational period)は幼児~小学校入学前の時期で、心の中でのイメージ(表象)の力を育てていきます。

しあん
しあん

イメージ(表象)の力ってかなり大事で、遅れると発達障害の傾向指摘もあるんだ

▼前操作期のキーワード
・象徴遊び(ごっこ遊び)
・自己中心性
・アニミズム

象徴遊び(ごっこ遊び)

象徴遊び(ごっこ遊び)では目の前にない物を想像できるようになるので(表象)、想像的な行動ができるようになります。

・きょうだいを見て真似っこ
・思ったままにお絵かき
・ごっこ遊び(おままごとなど) など

少しずつ思ったことを言葉にして喋れるようにも。

しあん
しあん

人間味を帯びてきた!

自己中心性

前操作期では、自分と他人の区別がつかず「他人も自分と同じ視点で見てるだろう!」という自己中心性が特徴的です。

闇しあん
闇しあん

他人の視点で考えられるのはもう少し先だから焦ることなかれ!

他人の目を気にせず独り言をいっぱい喋ってもおかしなことではありません。

三つ山課題
▼三つ山課題
自己中心性を確認できる発達の実験。
幼児はまだ自分の視点でしか考えられないため、「どの角度から見ても山は同じ形に見える」と答える。
次の具体的操作期の段階だと「見え方は違う」と分かる(脱中心化)。

考え事もできるようになりますがまだ直観的な思考で思ったことをそのまま言えるくらいなので、求めすぎないように。

物の見方は見たままに捉えやすいため、コップの水を移し替えてカサが減ったら量も減ったと捉えがちです。

アニミズム

「自分に命が宿っているように、無生物(物)も自分と同じように生きていて心や意思がある!」と信じる考え方アニミズムと言い、自己中心性の前操作期ならではの考え方です。

・ぬいぐるみに話しかける
・ぬいぐるみとおままごとをする など

アニミズム
闇しあん
闇しあん

生きて考えを話せるのは人間だけと悟っていくのだ

③具体的操作期(6~12歳頃)

2人の女の子の後ろ姿

具体的操作期(period of concrete operations)は小学生くらいの時期で、少しずつ論理的な考え方を学んで身に着けていきます。

しあん
しあん

小生意気になるのは普通の成長なんだなぁ

▼具体的操作期のキーワード
・脱中心化
・保存の概念

脱中心化

前操作期ではまだ自分中心の考え方しかできませんでしたが、いろいろな見方をして他者目線を理解できるようになることを脱中心化と言います。

しあん
しあん

小学校低学年ではまだ自分中心な考え方が多いかも

闇しあん
闇しあん

安易に「発達障害?」と決めつけないでな

保存の概念

物の状態や見かけが変わっても数や量、長さは変わらず同じなのが保存の概念で、この時期の子どもは保存の概念を理解できるようになります。

しあん
しあん

※これ超大事

コップの水の例で言えば、コップの水の見かけが違えば小さい子(前操作期の子)は「同じ量だ!」と思います。

保存の概念

具体的操作期の子どもは「コップの水の量が本当に違うか試してみよう」など証拠探しや論理的な考えができるように!

しあん
しあん

保存の概念を理解するには論理的思考が必要

大きくなっても物の見方が一定だったり、他者視点で考えられないのが続くと、だんだん発達の遅れが心配になってきますね…。

④形式的操作期(12歳以降~)

本と手

形式的操作期(period of formal operations)主に中学生以降の時期で、より抽象的な考えができるようになります。

闇しあん
闇しあん

ぶっちゃけそんな重視されてなくて「形式的」に理論分けしたから覚えなくても…

一応、キーワードとして『演繹的思考』があり。

仮説を立てて考えたり、厨二な思考とかとにかく抽象的な考えができるとだけ覚えておけば十分かと。

しあん
しあん

中学の数学で証明とかxyの式を扱うのは、思考が発達する形式的操作期から!

闇しあん
闇しあん

12歳以降はライフサイクル理論の方が手厚いかも

\ 人生単位の発達理論 /

おわりに:発達に個性はつきもの。見守りも大切!

次は何するかの図

ピアジェの発達理論では、子どもの世界の捉え方や認知、思考について4段階を経て発達していくと考えます。

生まれてこの世を知るために、はじめは五感→運動で外の世界を知りつつ、自分の考えをもつ→他者視点→抽象的な思考と考え方を発達させる流れ

① 感覚運動期(0~2歳頃)…循環反応、対象の永続性
② 前操作期(2~6歳頃)…象徴遊び、自己中心性、アニミズム
③ 具体的操作期(6~12歳頃)…脱中心化、保存の概念
④ 形式的操作期(12歳以降)…演繹的思考
しあん
しあん

心理・教育系の人は用語をきちんと覚えよう!そうでない人は各段階の特徴を大まかに知っておこう

成長には個性があって必ずこの理論に当てはまるわけではないということは念頭におきましょう。

また、理論を知ることで「子どもの発達ってだいたいこんな流れで、この時期にこういうことができるようになる子が多いんだな」と理解しておくと子育ての不安も減るかもしれません。

幼い頃に求めすぎたり、「やんちゃだから発達障害?!」など不安がらずに子どもの成長を見守ることも大切です。

しあん
しあん

どうしても心配なことが多ければ精神科や心療内科へ相談に行こう

参考資料

ピアジェの理論というより「発達障害について知っておきたい!」という心理のたまごやパパママに向けておすすめの本を1冊紹介します。

\ 図解で分かりやすい! /

監修:田中康雄
¥499 (2022/05/29 23:38時点 | Amazon調べ)

少し大きめの本ですが、分かりやすい文章、多くのカラーイラスト、多くの例が載っていて一般の人でも読みやすいです。

しあん
しあん

病院の待合に置いてあったりします

タイトル通り、発達障害の子の考え方や取りうる行動、それらへの対応提案もあるので子育てに不安がある人は特に読んでみてください。

しあん
しあん

専門書じゃないので初学者にもおすすめかな

\ 発達障害も抑えよう /

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