こんにちは、臨床心理士・公認心理師のしあんです。
学生時代も社会人になってからも職場や資格取得などで「勉強」の機会って生涯を通して多いですよね。
受験勉強や資格勉強など、一概に同じ勉強とは言えませんが
✓勉強そのものに苦手意識がある
✓どれだけ書いても暗記できない
✓勉強と言っても何すればいいか分からない
✓勉強してるのにうまくいかない など
何の勉強にしろ困る人って多いと思います。
筆者も学生時代の勉強はかなり困った…
筆者は高校時の偏差値は42とかでしたが(30台も見かけた)、
✓無事に大学へ進学
✓国立大学院へも進学
✓臨床心理士(民間資格)試験合格
✓公認心理師(国家資格)試験合格
何故かストレートで後半右肩上がりに結果を出せました。
(レベルはともかく)
今回は個人的に勉強で効果があった考え方や勉強法について紹介していきます。
大学受験はFランも落ちたアホの民が勉強法を語る
記事の信頼性下がること言わないで
学生や受験生、資格勉強をしている社会人たちが即意識できる大事なことをお伝えします!
こんな人におすすめ!
・勉強方法が分からない
・試験に向けて不安で仕方ない
・志望校や試験合格など目標達成したい
・自分の勉強法が合っているか分からない など
まずは無根拠の自信をもとう
どんな勉強でもまずは「なんとかなる」と無根拠の自信をもってみましょう。
え、無謀じゃなくて?
物事の捉え方次第で人の気持ちも行動も変わるんやぞ
・「〇〇大学はレベル高いから自分には無理」
・「センター6割なんて取れる気しない」
・「資格の合格率6割、高すぎて無謀」 など
人は「自分では無理」と思い込んでしまうと、その目標に到達しようと頑張ることができなくなりがちです。
戦う前から戦意喪失しちゃうってことか
もったいな!
あくまで努力するために自信をもつことが大事であって、何もせずに目標達成できるわけではないですね。
「俺受かるから!」って勉強しないのはただの勘違い
大学や資格試験など怖気づかずに合格する気持ちをもって勉強に取り組みましょう。
無根拠ってのがポイント
【心理の雑学】思い込みを真にする『自己成就宣言』
人は何かしら思い込んでいることがあると、無意識のうちに思い込みに沿った行動をとり、結果として思い込みに近い状況を生み出せます。
社会心理学的観点から自己成就宣言というよ
コロナでいっとき紙製品が消えたのも「紙がなくなる」という情報を思い込んだ人たちが行動した結果といえます。
良くも悪くも有言実行マンの力はすごい
自己成就宣言は思い込みを真実にするいわば暗示の一種です。
宣言する際は「~したい」という願望でなく「~します」と言い切る方が効果を発揮しやすいと思います。
「周りに言うのはどうしても抵抗がある」という人は、自分の中で「〇〇大学受かるわ!」など自信をもって思い込んでみてください。
筆者はアホなくせに「(国立)大学院くらい行けるっしょ」とか余裕だった
大学院の偏差値知らないから大丈夫かなって思ったんだよ…
「試験」というとそれだけで身構えてしまったり、完璧を求めすぎて勉強を進められなくなったりしがち…。
試験に臨む際は、目標のリサーチはほどほどにする方が良いかもしれませんね。
受験時に「落ちる」「滑る」を気にするくらいなら「受かる!」って言えばいいのに(名案)
やる気の心理についてはこちらも参考にどうぞ!
自分がうまくいく勉強法を探すべし
そもそも勉強って「情報のインプット+アウトプットの繰り返し」です。
低偏差値が何言ってんの?って言わないで!
大学受験時の筆者を例にあげると、大学受験に自信なかったくせに勉強は要点を少しまとめて書いて、1回問題解いて終わりでした。
(あかん)
勉強方法っていろいろな意見がありますが紹介内容は紹介者にとってのおすすめなので、成果が出ない勉強法なら変えていく必要があります。
勉強方法丸パクリしてできるならみんなやるもんね
読む(見る)、書く、聞くなど情報のインプット方法はいくつかあり、覚えやすい、取り組みやすいなど自分に合ったインプット方法で反復することが勉強の近道です。
「書くなんて無駄な作業w」と煽る意見もありますが、インプット方法にも得手・不得手はあるので気にせず自分のスタイルで臨みましょう!
ある程度量をこなすことも必要
問題を解いたり、自分なりに用語説明をしたりなどアウトプットも混ぜることで記憶の定着もアップしますね。
① 覚えやすい、取り組みやすいなど自分に合ったインプット方法を知る
② ①の方法で反復
③ 自分なりにアウトプットも取り入れる
以下、主観ですがそれぞれの勉強法についてメリットや合いそうな人について挙げていきます。
読む(見る)
参考書や問題文をとにかく読む(見る)インプット方法ですね。
・どこでも読める(見れる)
・手軽で反復しやすい
・書く手間が省けて効率がいい など
インプットを効率的に行うには最適?!
何度も反復できるため暗記しやすいと思いますがこんな心配要素も。
・イメージする力が弱いと文字から想像しづらい(分かりづらい)
・集中が続かない人は読む気になりづらい
・注意力が低いと間違って読んで覚えがち など
言葉の扱いが得意な人や注意・集中力のある人、目で見た情報をよく覚えている人に向いていると思います。
筆者みたいにただ読むだけじゃ眠くなる人は止める方が良いかも
最近だとスマホなどでも本が読めるので、Kindle Unlimitedでスキマ時間も目にすると覚えやすいかもしれません。
書く
参考書や教科書、プリントなどを見ながら書き写したり、要点をまとめる作業ですね。
書くインプット法では、ノート作りに力を入れすぎないよう注意が必要です。
インプットが目的なのに体裁整えるのに夢中になってたらインプットにならないね
女の子あるある
書くインプットをするときはただ書き写すのではなく「覚えよう」とちゃんと意識をもって書きましょう。
ただ書いてた高校時代と、目的もって書いてた大学時代はかなり違ったよ!
メリット・デメリットはこんな感じ。
〇1文字ずつ書くため細かい部分まで見れる
〇脳が活性化し、集中しやすくなる
〇自分の勉強量を可視化できるためモチベになる
×時間がかかる(反復しづらい)
×ノート作りなど目的がすり替わりやすい
×1度で覚えた気になりやすい
また、試験はマークシートや筆記など書く作業が多いため、書字に慣れることが「書く」最大のメリットと思います。
筆記試験が予想される人は「書く」で練習してもいいかも
筆者は下記のルーズリーフとボールペンでひたすら書き殴っていました。
どうしても情報処理速度が遅い人には向いていない可能性が高いので、書くのがつらい人は無理せずに。
聞く
リスニング教材など聞いて覚える方法ですね。
語学・発音の勉強など実践的な学習に向いていそうです。
・手軽で、イヤホンでどこでも聞ける
・何度も耳にして反復しやすい
・書く手間が省ける など
読む(見る)インプット方法とメリット似てない?
歌とかリズム感で覚えられる特大メリットがあるよ
読む(見る)インプット法とメリットは似ていますが、「聞く」方が能動的な学習で音源を流し続ければ嫌でも耳にして強制的に反復できるので、「どうしても勉強やる気しない」って人にはやりやすい方法かもしれません。
最近だとYou tubeなど勉強系の動画配信や読み上げてくれるAudibleなど充実しているので、コンテンツに困ることもなさそうですね。
・「覚えよう」と意識して取り組みづらい
・注意を向けづらい(他事やりながらで集中しづらい)
・聞き取れないと意味ない など
いくつか困る点もありますが、言われたことをよく覚えている人や忙しくて勉強時間を取れない人におすすめな方法と言えます。
筆者はリスニングそもそも聞き取れず死亡
向き・不向きを知るが大事!!
筆者の実体験
筆者の勉強方法、成果を比較してみます。
▼失敗…大学受験まで(マインド)
・普段の勉強ができない。進学校気取りで周りはそこそこ勉強できる。
→「大学行きたいけど何処も受かる気しない…」と萎え。
大学生になるビジョンも描けず。
▼成功…大学院受験(マインド)
・高校ほど具体的に周りとの成績比較もなく、劣等感を感じない。
→「もしかして5教科以外の勉強ならいけるんじゃ?!」と調子に乗る。
・大学院のレベルも院試のレベルも分からない。
→「受験生少ないしいけるんじゃ?!」と楽観視。
「大卒後は大学院生だわ」と自分の進路を確信していた。
気持ちの差がかなりあるね。自信なかったり将来に否定的だと行動にも響くなぁ
(仲間)環境整えるのも大事だよね
▼失敗…大学受験まで(勉強法)
・学校の課題は最低限やる。センター赤本など用意して1回はやる。
・教科書や参考書を見てノート作りをする。同じパターンで書くなどまとめることを楽しみだす。
→反復△、書くインプットも目的が逸れる。
▼成功…大学院受験(勉強法)
・暇なときは同じ本を繰り返し読んだ。
・参考書の内容を覚えようと何度も書き続けた。
・何も見なくても用語説明書き出せるくらいまでとにかく書いた。
→反復◎、覚える目的で書くインプット達成
やる気の差が行動に表れすぎワロタ
「頑張ろう」って思えると反復学習も苦痛じゃなくなるんだよね
▼失敗…大学受験まで(戦略)
・模試の判定や偏差値は上がらない、下がる。
→勉強法改善せず1回の演習、楽しいノート作りを続ける。
▼成功…大学院受験(戦略)
・院試の前に受けた『心理学検定』で1級取得し、勉強法に確信。
・過去問で困った分野は教授に聞いたりイラスト化して覚える作戦変更
→実際に記述できるようになった
結果を出すにはトライ&エラーが大事なのがよく分かるね…
無根拠の自信が根拠ある自信に変わると気持ちいいい
おわりに:無根拠の自信+インプット+アウトプット+反復!
学力のない筆者が大学院や資格試験をクリアできた振り返りとして
これらを行う必要があると実感しました。
行動するには気持ちも当然大事なので、まずは無根拠でもいいから「受かる!」「将来〇〇になる!」など思い込み、自信をもつことも大切です。
気持ちが変われば行動絶対変わるから!それなら気持ちをコントロールしよう!
by 情緒不安定
インプットのしやすさは人によるので、一概に「書くのがいい」とか「読むのは意味ない」とか言えません。
見たものを覚えやすい、聞いたものを覚えやすい、読み書きしたものを覚えやすい…自分にとってどんな方法が合うかを模索することから始めましょう。
小テストや模擬試験に向けてどれかの方法試してうまくいけば継続、結果にならないならやり方チェンジでいいと思います。
良いことは続ける、良くないことは変える、これ鉄則
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