こんにちは、臨床心理士・公認心理師のしあんです。
大学院進学を考えている受験生にとって、「正直何をすればいいか分からない」と困ったり不安になったりする人は多いです。
実は、高校・大学受験のように大学院にも説明会があります。
✓勉強や研究計画書などの準備だけしていて知らなかった
✓大学院の説明会に行けばいいか分からない
✓説明会に行かずに勉強していて大丈夫?
今回は、大学院の説明会に行く方が良いかどうかについて、実際に心理系大学院(第1種)に進学した筆者の経験談を踏まえて紹介します。
特に心理系大学院受験希望の人は参考にしてみてくださいね。
そして勉強の箸休めに読むのだ
こんな人におすすめ!
・心理系大学院を受験予定の人
・大学院の説明会の存在を知らなかった人
・説明会に行くべきか、メリットがあるか知りたい人
大学院の説明会とは
実は、大学院にもオープンキャンパスのような説明会があり、説明会では大学院の方針やカリキュラムの説明などを受けることができます。
夏の院試の場合、説明会は7~8月頃に行われることが多く、早い場合は6月に行われる場所もあり、大学院によって時期は様々です。
説明会がない大学院もあるので要注意
院試に関する情報は、基本的には各自が積極的に情報収集する必要があります。
説明会は大学院のホームページに詳細が記載されるため、少しでも気になる大学院のホームページはブックマークして、逐一情報をチェックするようにしましょう。
筆者は毎日ホームページ見てたらしいよ
ヒマ人乙(勉強もするんだぞ)
説明会は1、2時間で終わり、大体は1か所に集められて教授による説明を聞きます。
その後は各教授や現役院生との質問コーナーのような回になることが多いです。
説明会終了後は、大学内を少し探索することもできます。
大学院によりますが、1日しか説明会を行わない場所もあれば、2、3日に分けて説明会を開催する場所もあります。
とにかく情報収集が大事だね!
ちなみに説明会への参加方法は①開催日時に直接向かう、②事前に連絡して向かうの2パターンがあるので確認しましょう。
あ、服装は指定ないのでシンプル&清潔に行こうね
説明会に行くメリット5選!
では、大学院の説明会には行くべきでしょうか。
筆者個人として「絶対行くべし!」とは思っていませんが、第1志望の大学院くらいは行くことをおすすめします。
筆者は第1志望のみ説明会に行き、他の大学院の説明会には行きませんでした。
(特に県外とか遠方だと行くのめんどいのは激しく同意)
説明会に行くことで得られるメリットを紹介するので、1つでも「いいなぁ」と思ったら行ってみましょう!
①内部の雰囲気を感じられる
説明会に行くことで、大学内の様子や現役院生の様子など内部の雰囲気を感じられるのは1番のメリットだと思います。
説明会で聞く話は、正直大学院のホームページに書いてあるようなことです。
でも、実際にどんな印象かは体験してみないと分かりません。
思っていたより固そうだとか、フレンドリーな印象だとか肌で感じることで、「自分が本当にこの大学院で2年間やっていけるのか」を考えてみましょう。
学内設備はどうかなとか。合わないと思う場所に最低2年間いるのはつらいよ…!
居づらいな→やる気でないな→留年とか退学は負のループ
②気になる教授をチェックできる
説明会に行くことで実際に教授と話すことができます。
大学院入試は勉強だけでなく、自分の研究テーマが大学院や教授と合うかも大切な要素です。
教授によっては大学院のホームページに記載がない領域の指導も可能な場合があるので、自分の研究ができるかの確認や教授の人柄を偵察に行ってみましょう。
ちなみに「説明会で教授に覚えてもらおう!」とか打算的な行為は無駄
教授「説明会で会う人結構多いし覚えられん」
③過去問を入手できる
説明会に行く=大学院に行くということで、目当ての大学院の過去問を入手することができます。
でも説明会であるメリットではないかな
大学院によっては、過去問は取り寄せでGETできるところもあれば、学内でのみ閲覧可なところもあります。
後者であれば、説明会のついでに過去問をゲットしてきましょう(写真NGでもこっそりと…)。
筆者は友人が撮ってきた過去問パチったらしいな…(クズ)
ちなみに、心理系大学院合格のための問題集もいくつかありますが…
正直、難しすぎたり、解説が少なかったりしてあまり役立つ気がしないので、問題集を買うくらいなら過去問GETして解いて調べる方が力になると思います。
難しめの問題とか、たくさん問題解きたい人は↑チェック!
④受験日に行き方が分かる
説明会というのは口実で、院試前に大学院へ1回行くことで行き方が分かります。
個人的にはこれ、何気に重要だと思っています。
大学院受験はまだ少数派で、「周りと違うことをする自分」に不安になりやすいです。
院試当日に張り切って大学院へ向かうとき、パニックになって大学院への行き方が分からなくなる場合もありえます!
試験だけでも不安なのに余計に焦りたくないよね
知人で院試当日に行き方分からず遅刻した奴いるぞ
⑤とにかく質問できる
説明会に行くことで、院試に関する質問を教授や院生に投げかけることができるのもメリットですね。
✓研究計画書の書き方をもう少し知りたい
✓院生のリアルな生活を教えて欲しい
✓研究計画書のテーマについて意見が欲しい
✓修了後の最近の進路を知りたい
✓内部合格者と外部合格者の割合を知りたい
✓社会人進学者がどれだけいるか知りたい など
とにかく自分が今不安に思っていることを聞いて、不安解消に役立てるのもアリです。
外部進学者もいるって聞くだけでもホッとするよ
悩んで不安の負のループより質問すべし!
Q:内部進学者は説明会に出なくていい?
現在所属している大学の大学院に上がることを考えている受験生の中には「内部進学だし、大学院の雰囲気も分かるから説明会はなくてもいいんじゃ?」と思う人もいます。
院試のための情報収集という意味では行かなくても良いかもしれませんが、大学院によっては「内部進学者は説明会に出て進学意思を示すこと」という条件もあるので、各自確認しましょう。
筆者の意見では、内部進学者も説明会への参加をおすすめします。
説明会に行く=刺激になるからです。
ライバルを見ると、勉強頑張ろうってめちゃくちゃ思えるよ!
おわりに:説明会に行って情報とやる気をGETしよう!
大学院にも入学説明会があり、院試に関する情報や大学院の特徴を知ることができます。
他にも、こんなメリットがあります。
①内部の雰囲気を感じられる
②気になる教授をチェックできる
③過去問を入手できる
④受験日に行き方が分かる
⑤とにかく質問できる
そして何といっても「この大学院に行きたい!」という気持ちが高まり、モチベーションアップにつながります!
なお、説明会に行かないデメリットですが、説明会に出ないと進学としない大学院(内部受験)もあるくらいで、特にありません。
説明会行かなくてもぶっちゃけ合格はできる
説明会は息抜きにもなるし、可能なら第1志望くらい行ってみよう
受験勉強のマンネリ防止にもなるので、一度くらい行ってみて損なしですよ。
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