こんにちは、臨床心理士・公認心理師のしあんです。
心理職として働きだした若手の皆様、玄人の皆様、お金が好きな皆様、給与からいろんな税金引かれて手取りが寂しいですよね。
うんうんうん
今回は、いつも搾取されている天引きされる税金にも関わり、生活費の節約にもつながるふるさと納税を紹介します。
聞いたことあるけどよく分からんやつ~
本記事をクリックした人は「ふるさと納税に興味はあるけどよく分かんない」人が多いと思うので、どういった仕組みか、メリットや注意点、大まかなやり方をざっくり解説します。
正直、かなりお得な制度なので、もしまだやっていないけど興味がある人は是非試してみてください。
少ないお金守ってこうぜ!
こんな人におすすめ!
・ふるさと納税に興味がある人
・お金の話が好きな人
・節約したいけど何をすればいいか分からない人
・お金の心配をしている心理職
ふるさと納税とは
ふるさと納税とは、ざっくり言うと自分が応援したい自治体に寄附することで、金額に応じて税金が控除され、寄附に対するお礼(返礼品)がもらえる制度です。
良いことづくめ?!
「ふるさと」という名ですが、自分の生まれ故郷に寄附する必要はなく、好きな・複数の自治体を選ぶことが可能。
返礼品には、食品や日用品、電化製品、旅券など様々あるので、自分好みの返礼品がある自治体を選ぶと、まるで納税しながらお礼ももらえるような状態です。
今まで無償納税してたんだけど!
制度を知る知らないの差はでかい
ふるさと納税の仕組み
ふるさと納税をすると、寄附金額から2000円を引いた分の所得税や住民税が控除されます。
通常なら税金は給与から勝手に天引きされていますが、ふるさと納税をして返礼品をGETするには実質2000円の自己負担金が発生する+寄附上限を超えた分も自己負担になることは理解しておきましょう。
2000円以上価値のあるものもらえるのは得
余分なお金は払いたくないしルールを守ろうね
寄附金額の上限
ふるさと納税で寄附できる金額は人によって異なるため、各々調べる必要があります。
調べるのめんどくさいし難しそう~…
ふるさと納税のサイトですぐ調べられるぞ!
寄附の上限は年収や家族構成、医療費などの控除の有無で異なりますが、各サイトで簡易~詳細な上限額を調べられるので、2、3ヶ所でシミュレーションして目安額を知るのがおすすめです。
「寄附上限を超えた分は自己負担になる」ため、初回は攻めすぎない方が無難。
ふるさと納税のメリット
概要で紹介したことも重複しますが、改めてふるさと納税のメリットをまとめます。
ふるさと納税をすると返礼品がもらえる
ふるさと納税をしなければ、税金は給与から自動的に天引きされるのみ。
ふるさと納税をすれば、実質2000円の自己負担で好きな返礼品をもらえるのが最大のメリットです。
▼返礼品の一例
・お米やお肉、果物などの食品
・ティッシュやメイク用品などの日用品
・トースターやドライヤーなどの家電
・服やカバンなどのファッション用品
・旅券、ギフト券、And more!
何でもある!
普段は買わないような良いお肉など好きな物を選んでプチ贅沢をするもよし、消耗品を選んで家計を節約するも良し。
ちなみに筆者は初年度はいくらで幸せになって、今ではお米やトイレットペーパーで普段の支出減に利用しています。
いくらー---!
自分の税金の使い道を決められる
様々な返礼品があるという意味では同じメリットですが、ふるさと納税なら自分の好きな自治体に寄附できるため、税金の使い道を決められるのも大きなメリットです。
返礼品のほかにも、被災地の復興支援やウクライナへの支援金なども選べます。
どうせ税金を支払うなら困っている人や地域に協力したいと思えば、そちらにも充てられます。
お金の使い道を考えるきっかけにもなるね
確定申告不要でも行える
ふるさと納税をしたら(寄附上限-2000円)分は税金の控除を受けることができます。
控除を受けるには確定申告が必要ですが、働いている人(給与所得のある人)かつ年間で寄附先の自治体が5つ以内の人は確定申告なしでもOKです。
ワンストップ特例制度ってのが使えるぞ
ワンストップ特例制度なら、寄附時に「ワンストップ特例制度を希望する」を選ぶと申請書が送られてきます。
あとは申請書+身分証明のコピーを翌年1月10日までに提出するのみで、翌年の住民税から控除されます。
確定申告不要は助かるー!
確定申告とワンストップ特例制度
働いている人でも副業をしている人や寄附先が6つ以上ある人、自営の人などは確定申告が必要になります。
確定申告の場合は、寄附金の受領証明書を税務署に合わせて送る必要があり、手続きは難しくありません。
確定申告そのものがムズイ
期限は翌年の3月15日までで、所得税の還付と翌年の住民税からの控除があります。
ワンストップと確定申告で控除が違う?
控除は違うけど合計額は同じやで(何故かは知らん)
一応、ざっくりですが以下にまとめておきます。
ワンストップ特例制度 | 確定申告 | |
対象 | 給与所得のある人 寄附先が5つ以内/年間 | 給与所得があるけど副業している人 勤務地が複数ある人(掛け持ち心理職はココ) 自営業 医療控除など要確定申告の人 寄附先が6つ以上/年間 |
やり方 | 申請書+身分証明のコピーを送る | 確定申告時に受領証明書を送る |
期限 | 翌年の1月10日 | 翌年の3月15日 |
控除 | 翌年の住民税から | 所得税の還付+翌年の住民税から |
ふるさと納税をしたら上記のどちらかの対応をしないと税金の控除が発生しないので、サクッと送っておきましょう。
ふるさと納税の注意点
ふるさと納税の注意点についても、概要と重複しますが改めて確認しておきましょう。
注意点ではありますが、人によっては大きなデメリットというほどでもないかもしれません。
自己負担金がある
ふるさと納税はお得な制度ですが、実質2000円の自己負担金が発生し、寄附上限を超えた場合も自己負担となります。
大事だから何度も言うぞ!
上限は守れば問題ありませんが、支払う金額的には通常の税金+2000円なので出費は増えます。
※ふるさと納税はnot節税、but節約になります!
「1円たりとも余計な出費はしたくない!」と考えるなら給与からの天引きを待てばいいと思います。
が、「納税しながら+2000円でプチ贅沢ができる」「日用品など元々買う予定のある物を2000円でお礼としてもらえる」と考えるならお得ではありますね。
捉え方次第!
(不要な返礼品を選ぶなら無駄遣い)
一時的に金銭的な負担が増える
ふるさと納税で控除される税金は、翌年からの住民税が対象です。
住民税の控除は6月~さらに翌年の5月まで1年かけてあります。
イメージ的には、今の年収からおおよその翌年分の税金を一部前払いするような感じなので、現在進行形でお金に余裕がない!って人にはキツイと思われます。
自分のお財布と相談してやろうね
返礼品によっては受け取りに時間がかかる
ふるさと納税はネットショッピングの感覚で行えますが、納税後すぐに返礼品が届くわけではありません。
各サイトの商品説明欄に発送時期が書かれていることが多いので、きちんと確認しましょう。
すぐにお米欲しくても無理だぞ
ふるさと納税のやり方
さいごに、ふるさと納税のやり方(流れ)もざっくり解説します。
- ①サイトで寄付上限をシミュレーションする
寄附上限の目安を知って、攻めすぎないように
- ②ふるさと納税サイトで寄付
好きなサイトで。最早ネットショッピング感覚!
- ③返礼品と受領書を受け取る
受領書は要保管
- ④ワンストップ特例制度or確定申告
期限内に書類を送ろう
- ⑤所得税の還付・住民税の控除を確認
確定申告なら所得税の還付アリ、住民税控除は翌年6月~
通販して書類送るだけ!
おおよその寄附上限額を知るために、ふるさと納税サイトでざっくり調べてみましょう。
上限を超えない程度の金額が定まったら、好きなサイトでその金額分寄附します(個人的にはポイント回収を狙える楽天ふるさと納税がおすすめ。最近楽天の改悪すごいけど…)。
※楽天を使う場合は楽天市場から「ふるさと納税 (品名)」の検索で探すだけ◎
ワンストップするなら5自治体までに抑えようね!
なお、ふるさと納税は1月~12月中までに利用すればOKです。
税金の控除を受けるために、ワンストップ特例制度なら翌年の1月10日まで、確定申告なら翌年の3月15日までの手続きはお忘れなく!
ワンストップ特例制度 | 確定申告 | |
対象 | 給与所得のある人(常勤心理士はココ) 寄附先が5つ以内/年間 | 給与所得があるけど副業している人 勤務地が複数ある人(掛け持ち心理職はココ) 自営業 医療控除など要確定申告の人 寄附先が6つ以上/年間 |
やり方 | 申請書+身分証明のコピーを送る | 確定申告時に受領証明書を送る |
期限 | 翌年の1月10日 | 翌年の3月15日 |
控除 | 翌年の住民税から | 所得税の還付+翌年の住民税から |
▼ワンストップ特例制度で必要な身分証の組み合わせ例
✓マイナンバーカード(両面)
✓マイナンバー通知書+運転免許証や健康保険証など
✓マイナンバーありの住民票+運転免許証や健康保険証など
ワンストップでも確定申告でもマイナンバーカードある方が便利
確定申告なら割とすぐ指定口座に所得税の還付があって、確定申告&ワンストップ特例制度で翌年6月~住民税の控除も始まります。
そのうち「住民税決定通知書」的なものが送られてくるので、控除されているか確認してみてください。
どきどき!
おわりに:生活費を節約したいならレッツふるさと納税!
ふるさと納税は、お金を貯めたい・節約したいと考える社会人の味方の制度です。
▼ふるさと納税とは
・まるで納税しながら好きなお礼の品までもらえるお得な制度
・2000円の自己負担があるけどそれ以上のリターンがある
・寄附上限金額は、年収や家族構成、各控除などで決まる
・好きな自治体に寄附が可能
・ワンストップ特例制度or確定申告で税の控除がある
・寄附はネットショッピング感覚
こういった制度は年収が多いほどリターンも大きいため「低所得ではあまり意味ないんじゃ?」という意見もあるかもしれません。
しかし、ただ給与から税金がシュワシュワ抜かれていくのと、ふるさと納税で寄附しつつ返礼品をもらって控除を受けるのでは、お金の差は大きいと思います。
お金に困る心理士は是非チャレンジ!
もしもふるさと納税のサイトで悩むなら、筆者的には楽天ふるさと納税がおすすめです。
楽天市場から「ふるさと納税 (品名)」の検索で探すだけで利用できます。
▼楽天ふるさと納税
・楽天市場をよく使うなら同じ要領で利用可
・楽天カードもあればポイント回収も可
・返礼品の種類が多い
・レビューで返礼品の質を確認できる
賢く節約していこう~!
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