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【心理学】精神分析の基礎-局所論と構造論-

局所論と構造論 心理系大学院
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こんにちは、臨床心理士・公認心理師のしあんです。

心理学には臨床心理学といって、こころの病気や心理的要因から生じる不適応を援助したり、回復に向けたり、予防する分野があります。

その中でもフロイトの精神分析学は心理療法で活躍する理論の1つで、世間的にも知名度は高いです。

が、哲学めいた話のため

「結局のところ基本的な考え方が分からない!」

って人が多いと思います。

今回は、フロイトの精神分析学の基本となる概念で無意識に関する局所論構造論について紹介していきます。

心理系大学院受験生にとっては必須内容ですし、そうでない人にとっても自己理解が進むこと間違いなしです。

しあん
しあん

そもそもの考え方からきちんと知ろう!

闇しあん
闇しあん

しあんも精神分析(の派生)にけっこう寄るよ

こんな人におすすめ!
・臨床心理学や精神分析に興味のある人
・局所論と構造論のちがいが分からない人
・意識について知りたい人
・哲学めいた話が好きな人
※心理系大学院受験生は必須科目!

フロイトは精神分析の人

雲と頭のシルエット

フロイト(Freud, S.)は精神分析学の創始者で精神科医です。

しあん
しあん

※ユダヤ人の両親の元で生まれたよ

人間の無意識を初めて扱った人で「無意識の哲学」は彼の理論にも哲学にも大きく影響しています。

▼フロイトのもう少し細かい話をざっくり補足
・催眠やヒステリーの研究をしていたシャルコー(Charcot, J.M.)から学び、自由連想法」を考えた(精神分析学の元)
人が幼い頃から持つ性的エネルギー(リビドー)について性発達段階を提唱したが、実はかなり批判された。
・性発達段階が非難された後「生と死の欲動」の二元論を提唱した。
闇しあん
闇しあん

フロイトは性に関心むき出しおじさんやで

しあん
しあん

性的なの惜しまずそれっぽく提唱できるのすごいよね

精神分析学の基本的な考え方

精神分析学を元にした精神分析療法は、心の病気や問題行動の原因=無意識に押し込まれた(抑圧された)心的な外傷体験と考え、その心的な外傷体験を意識化にもってきて理解していく心理療法です。

闇しあん
闇しあん

何も知らない人からしたら呪文かもしれない

しあん
しあん

ざっくり言えば、こころの奥底に封印したつらい体験に向き合っていく心理療法だよ

精神分析(フロイト)のキーワードはずばり『無意識』で、無意識については局所論で説明していきます。

局所論(topography theory)

意識は氷山の一角

局所論とは、人の精神は意識、前意識、無意識の3領域から構成されていると考える理論です。

しあん
しあん

どの領域で心的な外傷体験を捉えるかがポイント

意識(consciousness)

意識は人が自覚している領域で、思考したり認識したり、感情的になったりする領域でもあります。

闇しあん
闇しあん

人の上っ面

「意識は氷山の一角(by フロイト)」にすぎなくて、人が自覚できる領域はこころのほんの一部に過ぎないと考えられます。

しあん
しあん

人には表の部分以外あってもおかしくないってイメージ

前意識(pre-consciousness)

前意識は、普段は意識していなくても思い出そうとすれば気付ける領域です。

いつも思い出せたり考えていることでなくても注意を向けたらわかること。

「昨日の夜ごはん何だっけ?あ、カレーか!」などは、前意識にあった記憶や体験だったから思い出せるわけですね。

しあん
しあん

意識の貯蔵庫なイメージかな

無意識(unconscious)

無意識は、意識しようと思っても意識できない領域で、自分でコントロールが効かない領域です。

フロイトは、子どもの頃の虐待や精神的につらかった経験(心的外傷:トラウマ)を意識から無意識の領域へ閉じ込めるという考え方をもちました。

・意識→無意識が抑圧( repression)
・無意識→意識は意識化
しあん
しあん

精神分析療法は人の無意識にあるトラウマに寄り添って徐々に理解していくんだね

この作業って簡単そうに説明できますが、体験としてはけっこうハードなので気になる人は専門家に助けてもらうことをおすすめします。

構造論(structural theory)

構造論

フロイトの精神分析の基本概念をもう1つ紹介します。

構造論といって、人のこころはイド(エス)、超自我(スーパーエゴ)、自我(エゴ)の3構造に分けられる1つの心的装置と考えました。

闇しあん
闇しあん

自分の中で天使と悪魔がささやいてるようなイメージかな

イド(エス)※()内は言語が違うだけ

悪魔

イドは、人の本能的なエネルギー・性的なエネルギーであるリビドーがある領域で、大部分は無意識の領域にあると考えられています。

不快を避けて快を求める快楽原則に基づいて行動します。

・「~したい」
・「~したくない」 など子どもの欲求のイメージ
闇しあん
闇しあん

頭の中で悪魔が「夜中でもアイス食べたいだろ?食べちまいなよ」って言う感じ

超自我(スーパーエゴ)

天使

しあん
しあん

「何言ってるの?!夜中にアイスなんて太るわ!」

このような天使のささやきのイメージが超自我で、良心や道徳観、親や社会などからできた価値観(道徳原則)に基づいた領域です。

・「~すべき」 という理性的な考え方

意識と無意識に所在し、イドの欲求を見張っているイメージ。

自我(エゴ)

電球

闇しあん
闇しあん

イド「~したいんじゃああああ!!!」

しあん
しあん

超自我「~すべきといってるでしょう?!」

自我は現実的な適応(現実原則)に基づいて、イドと超自我を調整する役割をもっています。

基本的に意識の領域にありますが、無意識に行われることもあり。

しあん
しあん

天使と悪魔の葛藤にジャッジを下すイメージかな!

イドが強すぎれば、快楽主義なわがまま人間になったり、超自我が強すぎれば、道徳心に満ち溢れて自分で自分を追いつめる可能性もあるので、精神分析では自我を強化してこころのバランスをとれるようにすることを目指します。

しあん
しあん

自分の中で天使か悪魔のどちらかがやけに強かったりしませんか?

闇しあん
闇しあん

あ、闇しあんみたいな人格はまた別の話な。あくまで1つのこころを分けて考えた話なんで

ちなみに、自我の判断の結果

・「アイス食べたいけど確かに夜中だし…(パクッ)あぁやっちゃった!(泣)」

大きな葛藤をもったときに、防衛機制といってこころのバランスを保つための防衛本能が働くことがあります

おわりに:キーワードは無意識と自我の強化

局所論と構造論

精神分析の基本は意識とこころを分割して捉えることで、

▼局所論
…人の精神を意識、前意識、無意識の3領域に分ける

▼構造論
…人のこころをイド、超自我、自我の3領域に分けて捉える

フロイトは無意識と自我の強化に焦点を当てました。

局所論では、人のトラウマ体験は無意識化に抑圧されてしまい、そのためにこころの病気や問題行動が生じると考え、

構造論では、「~したい」が優位なイドvs「~すべき」が優位な超自我をうまく調整する自我が重要と考えています。

しあん
しあん

意識もこころもバランスをとるのが大事だね

意識や無意識については心理検査で測定を試みることもできますし、こころのバランスは自分を振り返ってみると心当たりがあるかもしれませんね。

しあん
しあん

こころがつらくて無意識に抑圧する体験なら、むやみに掘り起こさず蓋しておくことも大事だよ

闇しあん
闇しあん

何でも掘り起こして放置はただの野次馬

超自我が強すぎると「~しないと!」と強迫的になったり、「こんなこともできないなんて情けない!」とうつっぽくなることもあるので注意。

しあん
しあん

欲求をある程度コントロールできる力を身に着けていこうね

自己分析で振り返るもよし、専門家や周りの人に聞いてもらって自己理解をするもよし。

闇しあん
闇しあん

「闇深いな」と感じる人は専門家を頼るを推奨!

自己啓発レベルでこころの健康度が高い人なら誰かに少し話を聴いてもらうだけでも成果は得られると思いますよ。

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